12月14日(月)
今日は家城小学校6年生の皆さんと「心の学習」をしました。
心の学習は、「不安や悩みは良いこと」「考えたことに良い悪いはない」等、子どもたちがもっている自分の枠・
価値観に目を向けて見直してみること。自分が考えても変わらないことではなく、もっと自分のことを考える大切さ
に気づくことを目標に行います。
第1回の今日は、「中学校へ進学するとき、不安なことってあるかな?」
アンケートの結果は・・・
●新しく友だちを作るには、どうしたらいいですか?
●中学校に友だちがいない場合は(出身小学校が同じ子)どうすればいいですか?
●新しい友だちができるかどうか、心配です。
●テストが心配です。勉強も自分だけ置いていかれそうで心配です。
●授業の内容についていけるか心配です。
●どんな先生がいるのか心配です。→私の答え「男の先生と女の先生がいました」→子どもたちの目が・・・
いつの時代も変わらない(?)
やはり友だちができるかどうか・・・心配なんですね。
そいういえば、6年生を担任したとき(4月初め)に実施したアンケートの回答に、こんなのがありました。
Q:今、気になっていること(心配なこと)はありますか?
A:修学旅行で、だれと同じ部屋になるか、心配です。(女子)
6年生に進級したばかりなのに、もう半年先の修学旅行のグループのことを心配していたわけです。
半年間、こればかり考えていたわけではないのですが、頭から離れなかったのでしょうね。
これは、ずーっと以前から、そして、今もある、友だち関係。これを読んでいただいている皆様のときも
あったのではないでしょうか?人間関係の悩みは、人生の悩みといっても過言ではない・・・
さて、家城小学校6年生の授業で、
「友だちって必要ですか?」について自分の考えを書き、それをシェアしました。
全員「必要ない、必要ない」ではなく「必要である」または「必要だけど、いらないときもある」
友だちとの関係でトラブルの経験をもつ子もいますから、そのときのことを思い出すと
「いらない」と思うときもあるそうです。そりゃそうです。でも、「いないのはさみしい」というのは全員一致。
学校では「みんなと仲良くしましょう」という意味の言葉、キャッチフレーズをよく見かけます。
それを毎日見ていると、
「みんなと友だちになること、友だちが多いのはよい」みたいな考えをもってしまう子もいます。
「学校で、みんなと仲良くできているか、心配です」「たくさんの友だちを作ってほしいです」保護者の方からも、
こういう話はよく聞かれます。
友だちは多い方が良いのでしょうか?皆様は、どう思われますか?このことについて、子どもたちと第2回
で考えていきます。自分の考えをもつために、子どもたちは、自分と向き合います。実はこれが大事だと思います。