「体験させる中で危険を教えることも必要では?
今の大人は何か起こったら止めさせる傾向にありますが、変ですね」
2月18日に講師としてお招きいただきました
四日市市塩浜地区 青少年育成協議会主催の講演会で
いただいた感想のひとつです。
「因果関係」・・・
出来事は「結果」ですので、起こった「原因」が必ずあるわけです。
われわれは、何かが起こったときに、それをどうするか、対処法を考えてしまいます。
「事故が起こったから歩道をつけよう」とか「病気になったから薬を飲む」などもそうかもしれません。
「やめなさい」と言うことは簡単かもしれませんが、してはいけない・気をつけなければならない原因を
体験すると、なぜしてはいけないのか実感できるのです。
「実感」・・・実際に感じることは大切だと思います。
「因果関係」を実感すると、見通しをもつことができます。見通しをもつ力が身に付くと
「不安」への対処もできます。
社会がもっとシンプルな時代、遊ぶためには外に出ました。大人もそうでした。
野山に出かけたり池や川に出かけたり、そこで大人はとことん子どもに付き合えたのです。
付き合っているという感覚よりも、一緒に遊んでいるという感覚だったと思います。
その体験を通して、子どもたちはたくさんのことを学んだわけです。
危険を回避する方法も、その一つでした。
こういう学びの環境を、今の時代にどのように作っていくか・・・
場所づくりにばかり目がいっているような気がします。
まずは、大人が子どもと一緒に遊びましょう!
ご家庭でできることは、たくさんあると思います。
スマホを置いて、お子さんと一緒に遊べる親に!
「子育て」ではなく「大人育て」を
大人が育つことで、子どもは自然に育ってくれます。
子どもは親のまねをして育つからです。